集客の効果を最大化。A/Bテストのすすめ!
- 2018.11.22
- A/Bテスト

はじめまして、システム管理部の橋本です。
株式会社GeeeNでは、「フォーム最適化(EFO)」や「A/Bテスト」の運用などを中心に、サイトに訪れたユーザーが効率的に目的を達成(CV)できるよう、クライアントの課題解決に日々取り組んでおります。
今後、本ブログにて、日々の業務にて学んだ事を中心に、フォーム最適化やA/Bテストの運用などの課題改善につながる記事を執筆させていただこうと考えております。
再認識や気づきなど、読者の皆様に共感いただければ幸いです。
また、現在、HTML5の資格取得に向けて、勉強中です。
そちらの情報などもときおり掲載していきますので、同じく勉強中の方や、興味がある方の参考になればと思います。
さて、みなさんは、「A/Bテスト」という単語を知ってますか?実施されてますか?
広告やサイトを運用している方であれば、最近、よく耳にするのではないでしょうか?
今回の記事では、「A/Bテスト」という単語を知らない方や、聞いたことはあるが漠然としていたり、今後取り組もうと思っている方向けに、まずは、「A/Bテスト」の概要などを中心に説明していきます。
目次
A/Bテストとは?
A/Bテストとは、主にWebマーケティングで行われる改善施策の一つです。
例えば、Webページでクリエイティブの異なるパターン「A」と「B」を用意して、どちらのパターンが、より効果が高いのか?をテストする施策です。
改善すべき効果とは、CVRや、CTR、直帰率、離脱率など、A/Bテストの趣旨によりさまざまです。
改善を目的に行われるため、「A」と「B」以外に複数のパターンを用いる場合もあります。
何でA/Bテストが必要なの?
A/Bテストを行う目的で一番多いのは、費用対効果の改善です。
Webサイトには、購入、会員登録、資料請求、予約など様々なCVポイントがあり、一般的にサイト運営者はコストを掛けて集客を行います。
その結果の獲得単価は、下記の数式で表せます。
獲得単価(CPA)=獲得コスト÷獲得数(CV)
上記数式を変形すると下記になります。
獲得数(CV)=獲得コスト÷獲得単価(CPA)
獲得数を増加させるためには、獲得コストを追加するか、獲得単価(CPA)を下げる必要があります。
A/Bテストの結果、CVRやCTRが改善すれば、獲得コストを変更せずに獲得数(CV)が増加します。結果獲得単価(CPA)も下がり、費用対効果の改善につながります。
集客数が増えれば増えるほど、数%の改善が及ぼす影響は大きくなります。
CPAが下がることで、出稿できるメディアの幅も広がり、より多くの獲得が期待できます。
このようにA/Bテストは、Webマーケティングにおいて非常に重要な施策といえるでしょう。
主なA/Bテスト
WebマーケティングにおけるA/Bテストで代表的なものは以下の3つです。
1.インターネット広告のA/Bテスト
広告出稿物のA/Bテストになります。タイトルや広告文、バナー画像などを出し分けてテストを行います。主に広告のCTRやCVRを指標にして行い、採用するクリエイティブ「A」と「B」を判断します。
リスティング広告の場合は、メディア側で均等に「A」と「B」を出し分けてくれるので、比較的実施しやすいテストになります。
2.ランディングページ(LP)のA/Bテスト
インターネット広告のランディング先ページを複数用意し、ツールなどを用いランディング先を振り分け、ランディングページ「A」と「B」のどちらがより成果を上げるかを比較します。
Googleアナリティクス「ウェブテスト」を用いれば、無料で行う事も可能です。ただし、A/Bテスト用のページを複数用意する必要があり、SEOのペナルティを防ぐためにちょっとした工夫が必要になったりと、少し実施する上での注意点があります。実施の際は、下記、GoogleのサポートURLを一度ご確認ください。
https://support.google.com/analytics/answer/1745147?hl=ja
3.WebサイトのA/Bテスト
Webサイトの一部のパーツを変更し、パーツ「A」とパーツ「B」のどちらがより成果を上げるかを比較します。CVRだけではなく、パーツがボタンなどの場合は、ボタンのCTRや、パーツがコンテンツの場合は、読了率など、参考にする指標もA/Bテストの内容で異なります。
大規模なリニューアルを行わなくても、比較的少ない工数でサイトのユーザビリティ改善に貢献できるテストになります。
同時期に平行してテスト(スプリット・ラン・テスト)を行うためには、A/Bテスト用のツールを利用するのがおすすめです。簡単な設定でテストを行え、また分析にも効果を発揮します。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
WebマーケティングにおけるA/Bテストの概要と、種類を簡単にご紹介させていただきました。
Webサイトの獲得数を増加させるには、やみくもに集客コストをかけるより、A/Bテストを行いCVRを改善する方が、投資対効果を考えるとおすすめです。
まずは、現在行っている集客施策を確認し、簡単にA/Bテストを始められる箇所をピックアップしてみてはいかがでしょうか。
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